特攻作戦

こんなツイートを見て、引用しようと思ったがあまりにも文字数が長いのでブログに

 

https://twitter.com/bismarcksea_uss/status/1662649845935661056?s=20

 

別に特攻をしなくても沖縄フィリピンの船舶に攻撃機で通常攻撃をする必要はあったし、通常攻撃でも戦死者は出る。しかし序盤で訓練された経験のあるパイロットを多数失い、経験に劣る日本軍が攻撃しても、レーダーや対空砲、経験ある米軍機に迎撃され、大きな戦果は望めない。実際に1944年10月から1945年4月まで通常攻撃と特攻では命中率に10倍近い差があり、1発の命中弾を与えるために攻撃機なら37機で1発命中だが、特攻であれば3.7機で命中と非常に高い命中率があった。それは予科練上がりの練度を足らないパイロットや練習機を使っての特攻も含んでいて、連合軍の死傷だけでなく、55隻撃沈を含む70隻近い船舶を使用不能にして、他に多くの船舶にダメージを与えている。このことからあの当時特攻を行うことは一定の合理性があったとは思う。 

という戦術的な有効性と人道的の話は分けて考えなければならないが、twitterを見てると世の中には多くの人がそれができないように感じた。
別に僕が特攻に賛成しているわけではなく、人道的に考えれば述べるまでもないだろう。しかし特攻の時点で考えるのを放棄してしまい、なぜその作戦に至ったか、戦術的有効性、米軍の評価と戦略変更など見るべきポイントは多くあるが、まず感情的に「失敗」という批判から自分の意見に入ることで多くのことを見落としてしまうのは非常に勿体なく感じた。